競売不動産取扱主任者

不動産競売流通協会によれば、競売不動産購入者への助言や代行には、何の法律の制限もなく、宅建業者でなくても「競売代行業」等の開業が可能。
裁判所が窓口となる不動産競売は、不動産取引の中で最も透明で公平であるべき市場。競売不動産取扱主任者の資格制度は、競売不動産の入札から、落札、そして明渡に至るまでに必要な知識について試験を行い、競売不動産の取扱いに関する一定水準の知識、能力を証明するもの。

【登録及び主任者証の交付】
登録要件：合格後、次のいずれかに該当する者
①協会正会員業者に従事し、正会員入会講習の受講者
②協会主催の「競売不動産取扱主任者登録講習」の受講済者

受験資格：誰でも受験できる

受験料：9,700円（税込み）

合格率：３１％前後

学習期間：宅建学習者であれば 20～25 時間程度の勉強で合格できる資格です

試験日程：１２月中旬

試験内容・科目：
四肢択一式で５０問
①不動産競売手続きに関する基礎知識
・競売不動産の特徴
・不動産競売の全体像
・裁判所資料
・公法上の規制
②不動産競売の法理論と実務
・民事執行法の概要（申立手続き・開始手続き・売却手続き及びその進行、債券関係の調査・　　権利関係の調査、裁判手続きの保全と売却条件の判断）
・裁判所交付資料の理解（読み方と実務上の注意点）
・滞納処分と強制執行等との手続きの調整に関する法律の概要
③不動産競売を理解する前提となる法律知識
・民法
・借地借家法
・建物区分所有法
・不動産登記法
・民事訴訟法
・民事保全法
ほか
④競売不動産の移転、取得などに関する税金など
・登録免許税
・不動産取得税
・固定資産税
・都市計画税
ほか