税理士試験

「セ」で始まる資格
公認会計士試験の概要と合格者による体験談

税理士試験は、税理士となるのに必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定することを目的として行われます。
合格基準点は各科目とも満点の60パ-セントです。
合格科目が会計学に属する科目2科目及び税法に属する科目3科目の合計5科目に達したとき合格者となります。

受験資格:
 主な受験資格(いずれか一つの要件を満たせば、受験資格を有することになります。)
・大学又は短大の卒業者で、法律学又は経済学を1科目以上履修した者
・大学3年次以上で、法律学又は経済学を1科目以上含む62単位以上を取得した者
・一定の専修学校の専門課程を修了した者で、法律学又は経済学を1科目以上履修した者
・司法試験合格者
・公認会計士試験の短答式試験に合格した者
・日商簿記検定1級合格者
・全経簿記検定上級合格者
・法人又は事業行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
・銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事した者
・税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事した者

受験料:1科目受験の場合は3500円。2科目は4500円。以降1科目につき1000円がプラスされる(最大5科目まで受験可能)

合格率:各科目とも10%強

学習期間:2年以上

試験日程:
例年7月下旬〜8月上旬の平日の3日間

試験内容・科目:
 試験は、会計学に属する科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目と税法に属する科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税)のうち受験者の選択する3科目(所得税法又は法人税法のいずれか1科目は必ず選択しなければなりません。)について行われます。
なお、税理士試験は科目合格制をとっており、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっています。

試験会場:全国主要都市で実施

合格発表日:12月中旬

願書受付期間:5月上旬~中旬

実施機関・問い合わせ先:
国税審議会
〒100-8978
東京都千代田区霞が関3丁目1番1号
国税庁内
電話 (代)03(3581)4161(内線)3634

活かせる仕事:税理士事務所を開業するほか、企業の経理部などで企業内税理士として活躍するケースも目立ちます。就職・転職時には、簿記論、財務諸表論、法人税、消費税といった一部の科目に合格しているだけでも、高い評価を得られるようです。