中小企業診断士試験

「チ」で始まる資格
中小企業診断士試験の概要と合格者による体験談

中小企業診断士になるためには、まず、一般社団法人 中小企業診断協会が実施する第1次試験に合格することが必要です。
第1次試験合格後、次の2つのうち、いずれかの方法により、中小企業診断士として登録されます。
(1)一般社団法人 中小企業診断協会が実施する第2次試験合格後、実務補習を修了するか、診断実務に従事する。
(2)中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了する。

中小企業診断士として独立している者の割合は20パーセント台後半、登録者のうち7割以上は独立開業を選択せす、企業内で「企業内診断士」として働いており、弁護士、税理士、不動産鑑定士などの他の士業と比べて独立する者が少ないのが現状です。

受験資格:受験資格は特にありません。誰でも受験する事ができます。

受験料:
1次試験 13,000円
2次試験 17,200円

合格率:第1次試験では10%台~30%台とばらつきがありますが、第2次試験では最近18~19%台で推移しています。

試験日程:
第1次試験 8月上旬の土・日 2日間
第2次試験 10月中旬の日曜日
第2次口述試験 12月中旬の日曜日


試験内容・科目:
第1次試験
「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」
「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」
「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」 の7科目

第2次試験
<筆記試験>試験科目:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ~Ⅳの4科目
<口述試験>

試験会場:試験会場は年度によって変更される可能性があるので、受験前は必ず実施機関などで最新情報をご確認ください。

合格発表日:
第1次試験 9月上旬
第2次試験 12月上旬

願書受付期間:
第1次試験 5月上旬~6月上旬
第2次試験 9月上旬~9月中旬

実施機関・問い合わせ先:
一般社団法人 中小企業診断協会
東京都中央区銀座1-14-11銀松ビル
TEL:03-3563-0851
FAX:03-3567-5927

活かせる仕事:中小企業診断士資格は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、経済学、経営戦略、人事、マーケティング、財務・会計、物流、店舗管理、IT、法務など、幅広い知識を身につけられます。ゆえに、特にコンサルティング業界への転職が有利といわれています。