宅地建物取引士

宅地建物取引士「タ」で始まる資格
宅建士試験の概要と合格者による体験談
2020.7.30
令和2年度宅建試験に関する重要なお知らせ

新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度は試験会場を借り上げることが例年より困難となっており、このため、試験地によっては、試験会場に不足が生じる可能性が出てきました。
1.試験会場における受験可能人数を上回った場合には、所定の10月18日(日)ではなく、後日、指定した試験会場で受験していただく場合があります。
2.その場合の追加の試験日は、12月27日(日)を予定しています。該当する受験者の方には、8月末までに(予定)改めて通知いたします。
 以上のような恐らく前例のない措置が講じられる状況にあることを受験者の皆さまの、ご理解・ご協力をお願いいたします。
土地や住宅など不動産の取引を行う際には、不動産の法律上の制限や権利関係、契約条件など、「重要事項」を明示する必要があります。この重要事項の説明を、顧客に対して行い、契約書に記名押印をするのが、宅地建物取引士です。 なお住宅販売会社や住宅賃貸会社など宅地建物取引業者は、5人に1人の割合で宅地建物取引主任者の有資格者を置くことが法律で定められています。このため不動産関連の国家資格では人気・知名度ともに最も高い資格の一つとなっています。
【取得方法】受験資格に制限はないためだれでも受験可能です。試験では 「土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること」、「土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること」など、不動産に関する法的な知識が主に問われます。独学でも合格を目指すことは可能ですが、初学者の場合は、資格スクールを利用した方が効率的に学習できるでしょう。合格後、宅地建物取引士として各都道府県に登録しライセンスの交付を受けるには、2年以上の実務経験が必要です。ただし合格後に、財団法人不動産流通近代化センターが実施する実務講習を受講することで、実務経験が不足していても、ライセンスを交付してもらうことができます。
制度変更により「宅地建物取引主任者」という名称から2014年に「宅地建物取引士」と変更されました。主任者→士と法的責任が大きくなってきている感じですね!
過去問題例を見る

受験資格:年齢、性別、学歴等の制約はありません。誰でも受験できます。※合格後、資格登録に当たっては、一定の条件(宅建業法第18条)があります。

受験料:7,000円

合格率:15%前後

試験日程:
試験は毎年1回、10月の第3日曜日に実施されます。13時から15時までの2時間。

試験内容・科目:
4肢択一の50問のマークシート方式で実施されています。制限時間は2時間です。

試験会場:全国の都道府県で実施されています。

合格発表日:原則として、毎年12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日

願書受付期間:【インターネット】毎年7月1日から15日まで(原則)
【郵送】毎年7月1日から7月31日まで(原則)

実施機関・問い合わせ先:
一般財団法人 不動産適正取引推進機構
〒 105-0001東京都港区虎ノ門3丁目8番21号第33森ビル3 階
TEL 03(3435)8111
FAX 03(3435)7576

活かせる仕事:不動産業界でキャリアアップを目指すには必須といっても過言ではない資格です。特に営業職では、この資格を取得していると顧客からの信頼も得ることもできますし、転職・就職にも有利になります。

コメント

  1. 宅地建物取引士(以前は「宅地建物取引主任者」)に合格したのは約14年前の事。
    合格ラインにピッタリの得点でなんとかクリアというのは正直な気持ちでしたが、合格できた理由は自分なりにまとめると3つあります。
    1.短期集中型の受験勉強
    住宅会社勤務する傍ら、入社する前の内定者研修で受験勉強が始まりました。就職前が取っておくべきといつも言われていた当時の「宅地建物取引主任者」資格ですが、勉強が佳境になるところで試験の直前当たりに私事で1カ月ほど離脱したせいで本番の試験でわずかな点差で落第。以後、毎年の如く本試験6カ月前くらいから勉強し始め、7月には7,000円の受験料を振込試験に臨むものの常に惜しい点差で・・・とうとう9年目に突入した時にやり方を変えようと考えたのは、本試験3か月前から静かな図書館でやり直そうっというものでした。結果的にそれが当たり見事に合格しました。
    2.試験当日は集合時間の30分前に試験会場に着くこと
    宅建試験には5問免除(5問免除科目とは 宅建試験の4分野「権利関係、宅建業法、法令上の制限、税・その他」の“その他”に該当する部分であり、例年46~50問目に出題されています。)という制度があるのは、業界の者なら大体みんなが知っていますが、自分は営業職ではないのでその制度を利用することができず、その「5問」についてその年の住宅事情や法改正に関する出題が含まれることがあるから、難しくはないものの世間の関心事を気に留める必要があるので試験の直前に仕上げることが効率いいと自分なりに思った訳です。そして、試験当時の会場周辺には、各宅建塾のスタッフが小冊子を配っているのが慣例でしてそれを受け取りに30分前に会場に着き、その冊子を30分掛けて読み通すことで、頭のストレッチを兼ねた学習ができてすぐ後の試験にいい状態で臨むことができる。
    3.眠気に勝ったこと
    体質的にコーヒーとかのカフェインは自分に効かないようで会議などでも常に眠気と戦わなければなりません。それが受験勉強の初めから合格した年までずっと続きました。図書館での勉強も同じ状況で、半分の時間は耐えず寝ていましたが、なんとか残りの半分の時間で必要な勉強をまとめ上げて辛うじて合格という結果。

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